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パートナー会社 訪問シリーズ⑥ ~有限会社アシスト 編~

INTERVIEW
パートナー紹介

インタビューにご協力いただいた有限会社アシスト:山東 雅志 社長

私たちコクヨロジテムが目指すサービスのカタチ、『感動納品』。(*1)
安全かつ円滑に、そして真心を込めて、コクヨ製品をお客様にお届けできる秘訣。
それは「パートナー会社」という、私たちコクヨロジテムと長年一緒に歩んでくださっている全国各地の協力会社の存在です。
ご注文いただいたお客様を想いながら、これまで学んだ商品知識、長年蓄積した多種多様なノウハウや
細やかな工夫を駆使してコクヨの家具製品が無事、お客様のお手元に届くその時まで 日々、奮闘してくださっています。

パートナー会社への独占インタビュー 第6弾は、有限会社アシストの山東 雅志 社長です。

「仕事は“一緒に時間・空間を共にする仲間として、社会人としての基本姿勢を大切に・・・”」 と語る山東社長。
その想いは、コクヨを選び、ご指名くださったお客様に、そして納品現場でともに汗を流す仲間に、
そして同じ関西で職長として、ともに頑張るパートナー各社とのつながりにも一貫しています。

ご自身の仕事と私たちコクヨロジテムとの歩み、日々の仕事・現場に懸ける熱意とともに、
「より良い現場づくりにむけたポリシー」やパートナー各社との交流の場など、コクヨロジテムの目指す感動納品(*1)へ
つながる取り組みについても、優しいまなざしで語っていただきました。


(*1) 『感動納品』…私たちコクヨロジテムが目指す、この空間価値を実現するコクヨの商品をお客様にお納めする際にあるべき姿を象徴する言葉です。



Q.  私たちコクヨロジテムの関西エリアの案件では30年のお付き合いになる御社について教えてください。

A.(山東社長)
私どもアシストは1991年(平成3年)4月に設立しまして、元々は先代社長含め、3名で始まった会社です。

私は大学時代に学生アルバイトとして、働き始めたのがこの会社との出会いです。
阪神大震災の後、大学2年生くらいから始めたアルバイトで、他の学生アルバイトの方もたくさんいて、
楽しく過ごしていました。改めて考えると、自分の学生生活はこの会社とともに・・・という感じですね。

学生アルバイトとして、いくつもの現場で仕事をさせてもらい、就職を考えるようになった頃、
「うちの会社で、一緒に頑張ってみないか?」 と誘いを受けて、入社を決めました。

入社の決め手は、仕事がしやすい環境だったことですね。
社員もアルバイトも、大きな家族みたいな、あったかい雰囲気がとても好きだったからです。
当時は、地元(福井県)に戻って就職するか、このまま大阪で就職するか、と決断を迫られた時期で、
この会社との素敵な縁を感じた、という理由もありましたね(笑)

現在は販売終了した商品をお客様がご愛用の場合も想定し、事務所内には歴代の商品カタログも。


Q. 学生時代からアルバイトと、社員として働き始めてから、何か変化は感じましたか?

A.(山東社長)
そうですね、若いうちの数年はあまり大きな変化を感じませんでしたが、入社して5年目で
「職長」を担うようになってからは、自分の背負う責任の重さを感じていました。

仕事の範囲が広がって、納品先の現場でお客様への確認作業等でお話する機会が増えてくると、
目の前の現場で行われる作業全体と、ご依頼主であるお客様をつなぐ役割なので、
初めてお目にかかるお客様を前にして、緊張せず落ち着いて臨めるか、も必要なスキルでしたね。
経験を積んでいくうちに、いつしか緊張しすぎることはなくなりました(笑)

職長を始めた頃は、周囲の先輩はみんな年上の経験豊富な方ばかりでしたから、
現場管理者の先輩方には𠮟られつつも、温かく育てていただきましたね。



Q. 現場ではさまざまな年齢、経験をお持ちの方たちと共に作業を進めることも多いそうですね。

A.(山東社長)
そうですね。現在、コクヨの作業を数多く担当させていただき、金融系のお客様始め大型の法人案件や、
高い技術力が必要な商品の現地組立(現組)など、ご注文いただいたお客様も、当日の作業を担うメンバーもさまざまです。
現場でのご縁を大切にしたいと思い、「一期一会」の想いは大切にしています。

戦力になる人財を育てる意味でも、昔、現場管理者でお世話になった先輩とのご縁で、
今はその方のご子息に、アルバイトとして頑張ってもらっています。「一期一会」の場だからこそ、ですよね(笑)
さまざまなメンバーだからこそ、よく口にするのは「社会人としての基本姿勢の大切さ」です。



Q.  「社会人としての基本姿勢の大切さ」について、詳しく教えてください。

A.(山東社長)
仕事のスキル、技術の前に、仕事ができる・できない・・その前に、
「挨拶」や「服装」など『社会人として基本的な姿勢』が重要だと、常日頃思っています。
ご注文いただいた大切なお客様の現場でだらしない服装や態度はないよう、アルバイトスタッフにも何度も言葉にして伝えています。
基本の信頼関係、仕事の品質、安全はもちろんのこと、お客様あっての現場なので
『どのような場面でも恥ずかしくない姿勢や態度』であること、が大切なのだと思います。



Q. さまざまな人財と共に作業する現場の ”職長” のご経験を通じ、日々、お仕事でどのような工夫をしていらっしゃいますか。

A.(山東社長)
現場を俯瞰的に見ること、そして職長が1つの作業だけで周囲が見えなくなることがないように気を付けています。
全体を見つつ、各メンバーの動きを注意深く見て、言うべきところは相手に伝わるように説明することですね。

現場の規模にもよりますが、職長はその現場全体の“司令塔”なので、作業メンバーがどのような動きをすれば、
その場にいる全員が作業を効率よく進めるか、を注意深く見て、声をかけています。
互いに気持ちよく作業に臨めるようには注意しています。

現場では作業メンバーだけでなく、お客様、他のパートナー会社の方、この現場にかかわる工事関係者の方など
この現場に関わる、たくさんの方とご一緒しますので、気持ちよく、仲良く仕事ができるよう、
「一期一会」を大切にしています。

また、私自身は2011年に先代から受け継いだ経営者でもあるので、弊社に発注してくださったお仕事に
精一杯お応えするためにも、「判断を早く行う」、「先を見通す」ということを心掛けています。
そのためには、難しい案件でも「この案件をやりきるためにどうしたらいいか」・・・・と
共に考え抜いてくれる信頼関係は大事だと思います。御社の皆さんがまさにそんな関係ですね!



Q. 現場において、「ここだけはゆずれないポリシー」を教えてください。

A.(山東社長)
「社会人としての基本姿勢」と、「誰が見てもきれいな現場づくり」ですかね。
特に開梱作業を進んでいく段階では、段ボールや梱包テープなど散らかりがちなのですが、
現場では「片付けながら作業をすること」で、きれいな現場でスムーズに作業を行うようにしています。

誰もが見てきれいな現場、整理整頓された現場は、「ケガや事故が発生しにくい、安全な現場」です。
梱包材で散らかった現場では、予期せぬケガや事故が発生する危険もあるからです。

お客様からいつ、どこを見られてもいいように、とにかくきれいな現場づくりを意識していますね。
スピードも大事ですが、それよりもまず現場では、「片付けよう!」と声を掛けていることが多いです。
分担をしっかり決めて、片付けながら作業を進めることをセットにしています。

事務所1階の倉庫には、現場で必要な部材の一部を保管。確かな技術力と信頼の証。


Q. コクヨロジテムの新入社員の現場育成にもご尽力いただき、コクヨロジテム社員から「現場の師匠」と呼ばれるそうですね。

A.(山東社長)
「現場の師匠」だなんて、ありがたいですし・・・・なんだか照れますね(笑)
人財育成は難しいですし、自分自身も経験が豊富なわけではないですが、新入社員の方の現場研修を
ご依頼いただけたことはとても光栄でした。新入社員の方だから、と気負うことなく、お客様と同じように、
その方の視点やペースを大切にしながら、ご一緒するように心がけています。

少しずついろんな知識や現場を経験したら、それまでとは異なる視点でまた違う方・違う現場から、
学ぶようにしていくことで、幅広い視点や知識を養成することも大事だと考えていますね。



Q. 現在は、豊富な現場経験を活かして、コクヨロジテムの「職長会」でもご活躍いただいているのですよね。

A.(山東社長)
ありがたいことに(コクヨロジテムの皆さんとパートナー各社と作る)「コクヨロジテム職長会」では、
役職を数回、務めさせていただいて、現在は「コクヨロジテム職長会 関西支部長」の2期目を務めています。

同じコクヨの現場を担う「横のつながり」を実感していて、皆さんととても楽しく、仲良くさせてもらっていますね!
現場での空気づくりや作業のスムーズさなど、「現場での一体感」には大きくつながっていますし、
分からないことを聞きやすい信頼関係づくりの場、コミュニケーションの場になっていますね。
ここ数年でパートナー各社も代替わりしていっていますが、「同業の仲間」っていう感じです(笑)

私の在籍している関西支部は、ざっくばらんにいろんな話ができて、商品への改善要望から現場での困り事など
気軽に意見や相談がしやすい場ですね。
コロナ禍なので、今は集合して開催できないのですが、落ち着いたらみんなの元気な顔を見て、話したいです!



Q. 長くお付き合いのある、大切なパートナーとして、これからのコクヨロジテムに期待する点やメッセージをお願いします。

A.(山東社長)
1991年の弊社の会社設立からお付き合いいただき、今年でちょうど30年になりました。
コクヨロジテムの皆さんには本当に良くしていただいて、今があると思っていますし、感謝の気持ちでいっぱいです。
これから一緒に取り組んでいけたら、と思うのは、次世代の人財確保、ですね。

弊社はこれまで同様に、これからもより一層 “信頼されるパートナー” であり続けたい と考えています。
今後とも宜しくお願いいたします。


※本インタビューは感染防止策を実施して行っております。撮影時のみマスクを外しております。

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